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基調講演
「With コロナ時代の感染症人材育成」

矢野 晴美
国際医療福祉大学医学教育統括センター・感染症学 教授


Withコロナ時代になり、本邦の医療体制、医療者教育の課題が明確になった。医療機関においては、普遍性の高い感染対策が十分に普及していない状況や、どんな感染症にも対応できるハード面とソフト面の課題が見えてきた。どのような診療科に進んでも、あらゆる微生物に対応できる普遍性の高い感染対策の原則と実践を学生時代、初期研修時代に習得できる教育プログラムが必要となっている。本講演では、With コロナ時代、Post コロナ時代の人工知能(AI)やvirtual/mixed reality(VR, MR)が日常的になる状況を考慮した医療者教育のあり方を議論したい。現在、世界の主流となっているOutcome-based education (OBE)や、学修者評価アセスメントの体系的なシステムの構築をご紹介し、本邦の医学教育の質の向上に役立てばと願っている。