開催趣旨

 

東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座は、2012年の設立から第Ⅰ期、第Ⅱ期の10年の活動を経て、2022年4月に第Ⅲ期活動を開始しました。
現代が直面する地球規模の複雑な課題への取り組み、新たな社会ビジョンの進展に向けて、産学公民の対話を通じた協創による方策の設計が求められます。本シンポジウムでは、これまでの講座活動を通して蓄積した新たな技術・システム導入による課題解決に向けた技術評価や地域での応用研究を紹介するとともに、これからのより良い未来社会を目指した多様な知・人・場による好循環の創造について議論します。
日 時 令和4年11月4日(金)14:00~17:00
主 催 東京大学 総括プロジェクト機構「プラチナ社会」総括寄付講座
後 援 東京大学大学院工学系研究科
東京大学大学院農学生命科学研究科
東京大学先端科学技術研究センター 未来戦略LCA機構
東京大学未来ビジョン研究センター
岩手県
新潟県佐渡市
和歌山県
鹿児島県中種子町
鹿児島県西之表市
鹿児島県南種子町
一般社団法人プラチナ構想ネットワーク
一般社団法人品質管理学会
三井不動産株式会社
積水ハウス株式会社
東日本旅客鉄道株式会社
豊田通商株式会社

JST COI-NEXT「ビヨンド・“ゼロカーボン” を目指す “Co-JUNKAN” プラットフォーム」研究拠点

program

プログラム

14:00
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14:10
開会挨拶
  1. 藤井輝夫(東京大学 総長)
14:10
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14:40
「プラチナ社会」総括寄付講座への期待
  1. 1972年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、東京大学工学部長等を経て、2005年4月に第28代東京大学総長に就任。2009年3月に総長退任後、同年4月に株式会社三菱総合研究所理事長に就任。2010年8月プラチナ構想ネットワーク会長就任、2022年にはプラチナ構想ネットワークが一般社団法人化し、代表理事を務める。
    専門は化学システム工学、地球環境工学、知の構造化。
    著書に「地球持続の技術(岩波新書)」、「知識の構造化(オープンナレッジ)」、「『課題先進国』日本(中央公論新社)」、「低炭素社会(幻冬舎)」、「日本『再創造』(東洋経済新報社)」、「新ビジョン2050(日経BP)」など多数。
14:40
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15:10
講座の活動報告および第Ⅲ期活動計画~カーボンニュートラルへ向かう社会における講座の役割~
  1. 2009年 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 博士課程修了 博士(工学)。2009年~2012年 同専攻助教。2012年より東京大学総長室総括プロジェクト機構 特任講師、特任准教授を経て、2018年より同大学サステイナビリティ学連携研究機構 准教授に着任、2019年4月より、現職 東京大学未来ビジョン研究センター准教授。「プラチナ社会」総括寄付講座の代表を兼務、工学系研究科化学システム工学専攻にて研究室を運営。専門はプロセスシステム工学、化学システム工学。日本LCA学会および化学工学会から研究奨励賞、生物工学会から生物工学技術賞を受賞。World Cultural CouncilよりSpecial Recognitionsに選ばれており、地域における新規な技術システムの導入を産学公の協創にて推進している。
  2. 2011年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(工学)取得。同大学医療社会システム工学寄付講座特任助教、「プラチナ社会」総括寄付講座特任助教、特任講師を経て、2022年4月より現職。専門は、品質管理、社会システム工学。医療や健康づくりなど、質や効率がひとの判断や行動に依存する領域において、プロセスの可視化やデータ分析等をふまえ、エビデンスに基づく業務運営に関する教育研究を行っている。
  3. 2005年東京工業大学工学部化学工学科卒業、2007年東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻・修士課程修了後、株式会社菱化システム(現・三菱ケミカルシステム株式会社)にて科学技術計算ソフトウェアの販売や技術サポートに従事。2014年より東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座で学術支援専門職員として研究支援を行いながら、農林業由来資源を活用した地域システムの設計や評価を支援する情報基盤に関する研究で2018年に論文博士として博士(工学)を取得、同年より特任助教。2022年より特任講師。新規技術のライフサイクル評価(LCA)や社会実装を加速するデータプラットフォームの開発に取り組む。
  4. 2016年6月横浜国立大学大学院環境情報学府博士課程修了、博士(環境学)。2015年4月から2017年3月、日本学術振興会特別研究員(DC2)、2016年7月より東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座特別研究員、特任研究員を経て、2022年4月より同講座特特任助教。専門は、ライフサイクルアセスメント(LCA)、産業連関分析、環境システム工学。地域循環共生圏や資源循環型社会の形成に向け、技術・システムの社会実装に伴う影響の分析・評価に取り組む。第6回日本LCA学会賞(論文賞)を受賞している。
15:10
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15:30
休憩
15:30
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16:00
基調講演 1 小さな経済で心豊かに生きる
  1. 1981年東京大学卒業後、シンクタンク研究員として、産業・社会の情報化政策関連の調査研究に従事。ハーバード大学ケネディスクールに留学後、1992年マッキンゼーに入社。コンサルタントを経て、北アジア地域のリサーチ・マネージャ ーとして勤務のかたわら、知の創出・イノベーションを可能とする組織作りをテーマに、講演・執筆等も行う。
    2011年より、オフィス・フロネシス代表として、リサーチ・コンサルティングサービスを手掛ける傍ら、ソーシャル・イノベーション推進を目的とする非営利活動に従事。2015年、東北被災地女性就業支援事業を持ってIMPACT Foundation Japanから独立、一般社団法人Women Help Womenを創設、代表理事に就任。以後、一貫して女性の自立支援やソーシャル・ビジネスの育成に取り組んでいる。2019年、廃材を価値あるものに変え、持続可能な社会作りに貢献する "Creative Reuse" 関連の社会企業RINNEを共同創設、取締役就任。
    2012年より、 パブリックリソース財団理事。 2016年より、日本ビジネスモデル学会代表幹事。2020年より、日精樹脂工業株式会社社外監査役。
    *ハーバード大学行政大学院より、行政経営学修士、Arthur D. Little Management Education Instituteより経営学修士、東京大学文学部より学士を取得。
16:00
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16:30
基調講演 2 循環型で生物圏に負荷をかけない社会「サーキュラーバイオエコノミー」
  1. 1999年東京大学 大学院農学生命科学研究科 博士課程修了。学生時代に米国ジョージア大学派遣研究員、学位取得後は日本学術振興会特別研究員、スウェーデン国ウプサラ大学博士研究員、2002年より東京大学大学院農学生命科学研究科助手、2007年より同助教、2009年より同准教授、2016年から2019年までフィンランド卓越教授(FiDiPro)プログラムでVTTフィンランド技術研究センター客員教授を経て2021年より現職。現在、東京大学総長特任補佐(社会連携・産学連携推進)およびNEDOフェローを併任。
16:30
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16:50
総合討論
16:50
閉会挨拶
  1. 1988年東京大学大学院工学系研究科化学工学専攻にて博士課程修了(工学博士)。1988年九州大学工学部助手、1991年東京大学工学部助手、1994年同講師、1997年東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻助教授を歴任し、2006年より同専攻教授。2014年より東京大学教育研究評議会評議員(2015年3月まで)、工学系研究科副研究科長。2017年より工学系研究科研究科長・工学部長、2020年より東京大学理事・副学長。専門はプラチナ社会、化学工学、材料化学。化学工学会賞 奨励賞(1993年)、研究賞(玉置明義記念賞)(2009年)、フェロー表彰(2019年)、学会賞(池田亀三郎記念賞)(2020年)などを受賞している。

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東京大学「プラチナ社会」総括寄付講座シンポジウム運営事務局
(株式会社プライムインターナショナル内)


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TEL:03-6277-0117 FAX:03-6277-0118


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