開催趣旨
高齢化社会に向けたオーダーメイド医療への期待や、スマートウォッチなどの健康状態をリアルタイムでモニターするデバイスの普及、社会全体のヒューマンセントリック化の進行等、近年、生体に近い場所で扱われている多種多様な情報の取得や利用に関する技術のニーズや関心が高まりつつあります。一方で、ICTデバイスの増加や人工知能技術の台頭等、人工的なICT(人工ICT)の発展に伴って生じるエネルギー消費等の問題の解決が喫緊の課題となっています。このような利便性の追求と社会の持続可能性とのトレードオフを解消し、ヒューマンセントリック化や省エネ社会を実現するためには、既存の人工ICTと、生命体が生得的に備えているICT(生得的ICT)とを繋ぐ新しいICT「バイオインクルーシブICT」を創出し、適材適所に活用していくことが必要と考えられます。
本シンポジウムでは、未来ICT研究所のバイオ系研究プロジェクトの最新の研究成果をご紹介するとともに、分子通信研究やサイバネティックアバター、バイオハイブリッドロボティクス、バイオデータに基づくモデリング等、「バイオとICTとの融合」に関連する分野の最前線でご活躍されている機構外の研究者にもご講演いただきます。バイオインクルーシブな未来のICT社会へ向けて必要となる技術的課題等について皆様と一緒に議論できれば幸いです。
プログラム
主催者挨拶 | |
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13:00-13:05 |
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概要説明 | |
13:05-13:10 |
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講演 | |
13:10-13:40 | バイオとICTを融合する分子通信研究
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13:40-14:10 | 細胞内サイバネティック・アバター(CA)の遠隔制御によって見守られる社会の実現
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14:10-14:30 | 生物由来の分子マシンを自在に操って仕事をさせる
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14:30-15:00 | マイクロ・ナノロボティクスからLiVEMechX ―生命機械融合ウェットロボティクスの創成―
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15:00-15:30 | 昆虫と機械をつなぎ、未来を探る
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15:30-15:50 | 脳神経細胞の学習機構の制御と応用
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15:50-16:20 | バーチャル細胞をつくるには?
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16:20-16:40 | 力学で生物ゆらぎの情報処理を可視化・理解・操作する
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16:40-17:10 | ミクロなゆらぎと協働性の物理からマクロな心臓のデジタルツインを構築し役立てる
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総括 | |
17:10-17:15 |
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※登壇者は変更となる場合がございますのであらかじめご了承願います。
参加登録
下記参加登録ボタンよりお申し込みください。
登録完了後、申込受付メールが届きます
定員100〜120名
* 個人情報について
登録いただいた個人情報は、NICTおよび本件の委託先(株)プライムインターナショナルにて適正に管理し、シンポジウム実施の目的のみに使用します。
アクセス
東京ビッグサイト 会議棟6階606会議室
https://www.bigsight.jp/visitor/access/
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
- りんかい線 国際展示場駅(下車 徒歩約7分)
- ゆりかもめ 東京ビッグサイト駅(下車 徒歩約3分)
お問い合わせ
未来ICTシンポジウム2025事務局/主催者
国立研究開発法人情報通信研究機構 未来ICT研究所 総合企画室・バイオICT研究室
mirai_ict_sympo2025@ml.nict.go.jp
未来ICTシンポジウム2025事務局/運用
株式会社プライムインターナショナル
mirai_ict_sympo2025@pco-prime.com
03-6277-0117